#3 Fair.com
Fair.comは先日ソフトバンクビジョンファンドが出資をしたことで有名になりました。Uberのリース部門を$400 millionで買収をし、その後$385 millionをシリーズBラウンドでソフトバンクをリード投資家として取得しました。中古車業界にいる私としても非常によく考えられたビジネスモデルなので、ソフトバンクビジョンファンドが出資する理由も納得の会社です。
0. 企業概要
設立:2016年
本社:アメリカ・カリフォルニア州
創業者:Scott Painter
主なサービス:オンライン中古車リースプラットフォーム
会社形態:Private (Unicorn)
1. ビジネスモデル
Fairのビジネスモデルを語弊を恐れずに一言でいうと、中古車サブスクリプションのプラットフォームとなります。Fairがプラットフォームとなり、中古車業者は中古車を掲載し、ユーザーはその中古車をサブスクリプションで取得するというものです。
Fairがその中間に入って、車両の掲載、購入手続き(所有権移転手続き、保険手続き、ロードサイドアシスタント等含む)、車両の引取手続き等を代行する。
Fairも中古車の適正価格算定のアルゴリズムを持っていると考えられ、それを基に毎月のリース価格の計算を行っている。
特徴①:フレキシブルな購買経験
大きな特徴として、Fairのビジネスはリースでもレンタルでもないという点である。一番近いワードはサブスクリプションでしょうか。
上図の通り、車の購入はFairが行い、所有権もFairに移る。しかし実際の利用者は最終ユーザーであり、最終ユーザーは所有と同様のベネフィットを受けることができるのである。
また、返却のプロセスも非常に明快で、5日前までに返却の旨をFairのアプリ上でチャットをするだけだ。そのチャットを基に、車両のピックアップの手続きが開始される。
サブスクリプションモデル同様に、保険やRSA(Road Side Assistance)も含まれている。ただし、これらは月払いとなるので、日割りや返金はない。また、最短契約期間は2ヵ月間である。
また、支払いに関しても多少の柔軟性を持っている。つまり、頭金を多めに払えば月々の支払いは小さくなり、頭金を少なくすれば月々の支払いは増えることになる。
特徴➁:All mobile
Fairのもう一つの特徴は全てモバイルで完結できるという点である。サブスクリプションサービスの契約も、電子契約書となるので指でサインをすれば完結できる。サイトの閲覧はもちろん、購入から車の返却まで全てアプリ上ででき、不必要な営業トークや解約手続きのために電話を掛けたりということも必要ない。
電子契約書も売買契約書やFairと顧客の契約書、RSAの契約書等の複数の契約書を一回の電子サインで完結することができるという点も非常に優れたインターフェースといえるだろう。
これらによりどのようなニーズが発掘されたのだろうか?まずはコスト面を見てみたい。
以下のトヨタカローラの月々のサブスクリプション料はいくらであろうか?これは月々$175(約2万円弱)程度で利用できる。ある程度距離を走っていることを考えても、月2万円で車が(ほぼ)所有できるというのは非常に魅力的だろう。もちろん、保証やRSAも含まれている。
さらに、以下のようなオプションもつけることが可能である。上述の通り、中古車保証、ロードサイドアシスタンス、オイルフィルター交換等の消耗品交換も含む基本的なメンテナンス、保険が含まれている。また、返却時に板金や補修等が必要な場合には、予め"Excess wear & tear protection"を購入していれば、その保証範囲内で修理をしてもらうことができる。
Fairのビジネスモデルは基本的には車を所有するという楽しさを提供するとともに、日常の整備や書類手続き等の煩雑な点は全てFairが代行するというものである。また、将来サブスクリプションなので、将来家計にどのくらいのコストインパクトがあるかという点に関しても非常に明快である。
以上がFairの基本的なビジネスモデルです。上ではサブスクリプションモデルが近いと書きましたが、あくまでFairは在庫を持つプラットフォーム企業であると思います。日本ではサブスクリプションがまだ始まったばかりなので、このようなビジネスモデルを持つ企業はまだでてきてません。
Uberのような配車サービスと相性が良いので、日本で配車サービスが出てきたタイミングでこのようなビジネスモデルを持つ企業が出現するかもしれませんね。
0. 企業概要
設立:2016年
本社:アメリカ・カリフォルニア州
創業者:Scott Painter
主なサービス:オンライン中古車リースプラットフォーム
会社形態:Private (Unicorn)
1. ビジネスモデル
Fairのビジネスモデルを語弊を恐れずに一言でいうと、中古車サブスクリプションのプラットフォームとなります。Fairがプラットフォームとなり、中古車業者は中古車を掲載し、ユーザーはその中古車をサブスクリプションで取得するというものです。
Fairがその中間に入って、車両の掲載、購入手続き(所有権移転手続き、保険手続き、ロードサイドアシスタント等含む)、車両の引取手続き等を代行する。
Fairも中古車の適正価格算定のアルゴリズムを持っていると考えられ、それを基に毎月のリース価格の計算を行っている。
特徴①:フレキシブルな購買経験
大きな特徴として、Fairのビジネスはリースでもレンタルでもないという点である。一番近いワードはサブスクリプションでしょうか。
上図の通り、車の購入はFairが行い、所有権もFairに移る。しかし実際の利用者は最終ユーザーであり、最終ユーザーは所有と同様のベネフィットを受けることができるのである。
また、返却のプロセスも非常に明快で、5日前までに返却の旨をFairのアプリ上でチャットをするだけだ。そのチャットを基に、車両のピックアップの手続きが開始される。
サブスクリプションモデル同様に、保険やRSA(Road Side Assistance)も含まれている。ただし、これらは月払いとなるので、日割りや返金はない。また、最短契約期間は2ヵ月間である。
また、支払いに関しても多少の柔軟性を持っている。つまり、頭金を多めに払えば月々の支払いは小さくなり、頭金を少なくすれば月々の支払いは増えることになる。
特徴➁:All mobile
Fairのもう一つの特徴は全てモバイルで完結できるという点である。サブスクリプションサービスの契約も、電子契約書となるので指でサインをすれば完結できる。サイトの閲覧はもちろん、購入から車の返却まで全てアプリ上ででき、不必要な営業トークや解約手続きのために電話を掛けたりということも必要ない。
電子契約書も売買契約書やFairと顧客の契約書、RSAの契約書等の複数の契約書を一回の電子サインで完結することができるという点も非常に優れたインターフェースといえるだろう。
これらによりどのようなニーズが発掘されたのだろうか?まずはコスト面を見てみたい。
以下のトヨタカローラの月々のサブスクリプション料はいくらであろうか?これは月々$175(約2万円弱)程度で利用できる。ある程度距離を走っていることを考えても、月2万円で車が(ほぼ)所有できるというのは非常に魅力的だろう。もちろん、保証やRSAも含まれている。
Fairのビジネスモデルは基本的には車を所有するという楽しさを提供するとともに、日常の整備や書類手続き等の煩雑な点は全てFairが代行するというものである。また、将来サブスクリプションなので、将来家計にどのくらいのコストインパクトがあるかという点に関しても非常に明快である。
以上がFairの基本的なビジネスモデルです。上ではサブスクリプションモデルが近いと書きましたが、あくまでFairは在庫を持つプラットフォーム企業であると思います。日本ではサブスクリプションがまだ始まったばかりなので、このようなビジネスモデルを持つ企業はまだでてきてません。
Uberのような配車サービスと相性が良いので、日本で配車サービスが出てきたタイミングでこのようなビジネスモデルを持つ企業が出現するかもしれませんね。





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