#1 Droom Technology
最初の会社はDroom Technologyです。Droomはインドのデリー首都エリアのグルガオンにオフィスを持つ、中古車新興テクノロジー企業です。設立は2014年という若い会社ですが、既に従業員450人以上を持ち、インドの国内中古車マーケットシェア約75%超を有する企業です。時価総額も1 billion近くとなり、ユニコーン企業の仲間入りももうすぐと考えられています。
0. 企業概要
1. オンラインマーケットプレイス
ここではDroomのコアサービスであるマーケットプレイスに関して記載をします。インドでは80%以上のオドメーター(走行距離メーター)が改ざんされていると言われ、売り手や中古車自体に対する信頼というものがありません。
経済学の教科書で「情報の非対称性」の一番典型的な例で出てくるのが中古車市場かと思います。
残りの97%-98%は購入者と販売者が車の引き渡しの際に支払います。もし万一、前金手数料を支払った後に商談が破談した場合にも、前金は100%返金されます。
これらのサービスはBuyer Protectionと呼ばれ、Droomの一つのサービスラインです。
マーケットプレイスにある他のサービスとして、Full Circle Trust Scoreがあります。掲載されている車の情報がどれほど信頼できるかを示す指標で、4つの指標(Pricing score, Seller score, Health score, Transparency score)から成り立っています。
Pricing score
売り手が提示している金額にどの程度信頼を置けるかを測るものです。基本的には、売り手が入力をした値段に関する情報を元に測定されます。また、以前記載をしたOBV (Orange Book Value) と連動もしています。
Seller score
売主を様々な角度から評価をした指標です。評価の方法としては、顧客からのレビューや政府登録のある売主か、等の情報を元に売主の信頼度を測定します。
Health score
車のメンテナンス状況を測定するもので、車検のレポートがついてるかどうか等から判断されます。
Transparency score
各情報が信頼に足るものかを示すもので、車のヒストリーレポート(事故歴とかが記載されているレポート)の有無、写真・ビデオの数等で判断されます。
これらのサービス・プロダクトによりお客様の信頼を確保してます。
0. 企業概要
社名:Droom Technology Private Limited
設立:2014年6月
本社:シンガポール
創業者:Sandeep Aggarwal
主なサービス:中古車オンラインマーケットプレイス
競合他社:Car Dekho, Car Wale, Car Trade等
Droomプロダクト・サービス一覧
1. オンラインマーケットプレイス
ここではDroomのコアサービスであるマーケットプレイスに関して記載をします。インドでは80%以上のオドメーター(走行距離メーター)が改ざんされていると言われ、売り手や中古車自体に対する信頼というものがありません。
経済学の教科書で「情報の非対称性」の一番典型的な例で出てくるのが中古車市場かと思います。
DroomのマーケットプレイスやCertification serviceはそれらの「非対称性」の解決にあたっているサービスになります。
1-1. マーケットプレイスフォーマット
フォーマットはB2B, B2C, C2B, C2Cの全てがあります。ウェブサイトを見る限りB2Cの取引が多い(つまり売り手は法人)であるように思われます。
中古車購入者のフローとしては、手数料としては売値の2-3%を車の購入予定者がDroomに前金として支払います。但し、その中には保証やロードサイドサービスが含まれているので、実質的な手数料はより低いものとなっています。
残りの97%-98%は購入者と販売者が車の引き渡しの際に支払います。もし万一、前金手数料を支払った後に商談が破談した場合にも、前金は100%返金されます。
これらのサービスはBuyer Protectionと呼ばれ、Droomの一つのサービスラインです。
マーケットプレイスにある他のサービスとして、Full Circle Trust Scoreがあります。掲載されている車の情報がどれほど信頼できるかを示す指標で、4つの指標(Pricing score, Seller score, Health score, Transparency score)から成り立っています。
Pricing score
売り手が提示している金額にどの程度信頼を置けるかを測るものです。基本的には、売り手が入力をした値段に関する情報を元に測定されます。また、以前記載をしたOBV (Orange Book Value) と連動もしています。
Seller score
売主を様々な角度から評価をした指標です。評価の方法としては、顧客からのレビューや政府登録のある売主か、等の情報を元に売主の信頼度を測定します。
Health score
車のメンテナンス状況を測定するもので、車検のレポートがついてるかどうか等から判断されます。
Transparency score
各情報が信頼に足るものかを示すもので、車のヒストリーレポート(事故歴とかが記載されているレポート)の有無、写真・ビデオの数等で判断されます。
これらのサービス・プロダクトによりお客様の信頼を確保してます。
1-2. プライシングフォーマット ~値段はどうやって決めるの?~
物の売買では、誰かが値段を決めなければなりません。値段の決め方は3通り(Best Offer, Fixed Offer, Auction)あります。
Fixed offer
一番ポピュラーで、Droomとしてもお勧めする方法です。売り手が定価を設定し、販売する方法です。
Best offer
売り手が中古車を掲載した後に、売り手と買い手が買取価格を交渉できます。買い手は5回まで価格を提示でき、合意ができたら、取引成立となります。
Auction
ある日時にオークションがスタートして、Droomが設定した最低保証価格からスタートし、買い手が金額を提示していきます。提示された金額の中で、一番高い金額を提示した買い手に購入権が与えられます。尚、最高価格に関してもDroomにて予め定められています。
2. Certification services
インドでは80%のオドメーター(走行距離メーター)に改ざんがあると言われています。なので、どのように自動車購入者の信頼を担保するかというのが非常に重要となります。Droomでは以下のサービスを用いて、購入者の信頼確保を狙っています。
2-1. Orange Book Value (OBV)
中古車の適正価格を調べるためのツールです。車種、製造年、走行距離等を入れると適正価格が出てきます。また車の各構成要素(エンジン、ブレーキ、ステアリング等)の 状態を入力すると、さらに正確な適正価格を知ることができます。これらは全て無料で利用できます。
このような感じで必要項目を入力すると、以下のような適正価格が算出されます。各自動車部位のコンディションを調整すると、それに応じて価格も変動します。
このような感じで必要項目を入力すると、以下のような適正価格が算出されます。各自動車部位のコンディションを調整すると、それに応じて価格も変動します。
2-2. Droom History
中古車を保有する際に過去履歴を知りたいなと思ったりしませんか?Droom Historyは
自動車の登録ナンバーを入力すると、自動車の過去の情報を閲覧できます。こちらも車の基本情報は無料で閲覧することができますが、多くの情報は有料となります。それぞれのレポートで閲覧できる情報は以下の通りです。
無料レポート
製造年、走行距離、洪水による損害歴等
有料レポート(ゴールド、150円程度)
無料レポート + 車の登録情報(エンジン情報等)、盗難歴及びその情報、担保情報等
有料レポート(プラチナ、500円程度)
ゴールドレポート + 過去の所有者の人数、現所有者の基本情報、(ローンがある場合には)ローンの商品名、保険の商品名等
2-3. ECO
車の購入者が、車を購入する前に購入予定の車の機能、外装、性能等を確認できる機能です。Droomと契約を結んだ独立請負人が、専用の機械等を使って121箇所のチェック項目を10段階評価で確認し、そのレポートを購入予定者に送付します。OBVと連携して、ECOで得た情報を元に、市場の適正価格もわかります。
こちらもBasic reportとPremium reportの2種類があります。それぞれ900円、1,700円程度となっています。
Basic report(900円程度)
各セグメント(内装、外装、ホイール等)のスコア、車両の写真、主要な情報(事故歴、これまでの所有者の数等)
Premium report(1,700円程度)
全121チェック項目のスコア、故障部品を交換した際の追加費用、OBVと連携した市場の適正価格等
3. Droom Credit
中古車ローンの購入システムです。オンラインで全てが完結するシステムで、ローン獲得に必要な基本情報を入力後、30秒で審査が下るというものです。
特徴①シームレスな融資プロセス
Droom creditでは車の選択→ローンの選択→ローンの実行をシームレスに一つのプラットフォームで行うことができます。通常、車の選択、ローンの選択、ローンの実行は、それぞれ別のウェブサイトで行います。中古車オンラインウェブサイトで車の選択をした後に、金融機関のウェブサイトでローンの選択を行い、ローン実行という流れです。
Droom creditは、これらを全て一つのプラットフォームで行えるので、車の情報が瞬時にローン選択に反映され、ローン実行に繋がります。これらの3つのプロセスを一つのプラットフォームでシームレスに行えることが、特徴の一つです。
特徴②ペーパーレス
ローンの実行も、紙の書類のやりとりは一切なく、e-Signature(電子署名)で行われます。パソコンの画面上に、サイン画面が出てきて、そこにサインをすれば、貸し手と借り手の契約が締結されます。アメリカではe-Signatureは銀行や不動産の取引でも割と普通ですが、日本ではまだあまり普及していないかと思っています。
以上となります。
インドはまさにこれからモータリゼーションに向かっていこうとしている国です。非常に大きなマーケットを持ち、Droomの成長も今後期待されます。







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