#4 Guazi ➁

以前の記事でGuaziの基本的なビジネスモデルと大きな特徴であるオフラインとファイナンスの説明を行いましたが、今回は他の特徴を説明したいと思います。まずは以下のソフトバンクの株主総会のビデオを見てもらいたいと思います。36分20秒から中古車+AIというコンテクストでGuaziが紹介されています。



映像にもあります通り、画像認識により圧倒的に査定が便利になるという話です。こちらの例は業界にいる人から見るとやや極端(だけど業界外の人からみるとわかりやすい例)ではありますが、AIがどのように業界を変えていくかの良い例だと思います。

特徴③適正価格サービス
すでに多くの会社が導入をしていますが、Guaziも「瓜子価」という適正価格算出サービスを持っています。車種等の基本情報及び状態等を入力することにより、車両の凡その売価を算出することができます。

瓜子は中古自動車市場価格の不明瞭さに目をつけ「中古車売買、まず「瓜子価」を見よう」と、謳っている。瓜子は蓄積したビッグデータに基づき、完成度の高いスマート価格設定システムを構築した。基本情報である、メーカー、型番、車齢、車両の状態等のみならず、売買成立価格記録、同系列車種のラインナップの更新、取引のタイミング、地域価格差のような特殊原因も考慮に入れ、的確かつ客観的なスマート価格設定システムを完成させた。





特徴④マーケティング
プラットフォーム企業がそうであるようにGuaziもマーケティング戦略に力を入れており、SNS、ウェブ広告、TVCM、屋外広告、店舗販促等がある。

事業初期は競合が多く、機能も各社互いに大差がなかったが、その中で瓜子が好感度の高いタレントのCM を膨大な量オンラインビデオコンテンツに投入し、一気に知名度を上げた。中古車の需要が高く若い世代は、オンラインドラマなどのオンラインビデオコンテンツをよく利用している。

また、子供向けアニメにも母親をターゲットにしたTVCM を大量投入し、ドラマ1 回に数回のCM が流れ、ブランドがうんざりされほど浸透した。CM のBGM が「瓜瓜瓜」と連呼し、それも印象深かったという人が多いようだ。

男性ユーザーをターゲットに、2018 年のロシアFIFA ワールドカップ期間、中央テレビの中継サポーターとなり注目を浴びた。

SNS戦略として、Wechatからも直接売買両方の予約・査定サービスの利用ができる。アプリは3つあり、社員教育用の中古車知識、ユーザーとの取引用、グループ会社全体のニュースなどの発信を行っている。



ワールドカップ時の広告

屋外広告

新店舗オープン時はモーターショーのような雰囲気となる

Wechatの画面


以上が、Guaziの基本的なビジネスモデルである。Guaziの最新の戦略としてAlibabaグループとの提携がある。2019年3月より瓜子はTaobao 中古車部門とコラボし、オークションで中古車の販売をはじめており、Taobaoショップも進めている。これにより、ニューリテール戦略の新しい切り口を手に入れたといえる。特に、Alibabaエコシステムと協業するところによるGuazi側のメリットとしてはAnt Fiancialの利用にもある。

Ant Financialは中国で最も包括的なオンライン金融サービスであり、同じく銀行ライセンスを持ち自ら融資業務も行っているGuaziにとっては非常に学ぶところがあり、シナジーも得れるであろう。

今後Alibabaとの提供により、Guaziのオフライン店舗とオンライン世界の融合が進み、さらに効果的なUXを持ったプロダクトの開発が進むと考えられる。

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